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F3AFに通常のアイレベルファインダーを装着すると、ベーシックなF3となる。かなりヘソの曲がった使い方であるが、使用にあたっては何ら問題はない。デザインはジュージアーロだが、それまでのフラッグシップ機F、F2よりもはるかに洗練された感がある。Aiニッコール50mmF1.4つき。
※写真をクリックすると、大きなサイズで御覧頂けます。
 ニコンF6の登場で、久しぶりにフィルムカメラが話題となっている。果たしてこれがフィルムカメラの復権となるのか、また最後のフィルムフラッグシップカメラの「F」となってしまうのか興味はつきない。
 今回は2000年まで現役であり、ニコンフラッグシップ機として、驚異的なロングセラーカメラとなった「最後のMFフラッグシップ一眼レフ」F3を再度見直してみることにする。


フラッグシップ機という概念

本来のF3AFの姿。ファインダー部はエイリアンの頭部のようで大きい。AF駆動用のバッテリーもファインダー側に入れる。装着レンズはAF EDニッコール200mmF3.5S(F3AF用)だが、きわめて高い性能を誇る。ボディもレンズも通常市販品だが、実験機的意味合いがあったのだろうか、いずれもコストを無視したかのような仕様だ。AF駆動はレンズ内モーターで作動も静かなのが特徴。
 もともとは、初代ニコンFが登場したころには「フラッグシップ」という概念はなかったはずである。当り前だ。登場時はF一台しか存在しなかったからである。高価なこともあり、当時の一眼レフは今からすれば超高級耐久消費財という存在だったのだ。
 プロ、あるいは一部のお金持ちのためにニコンFはあったわけで、そういう意味では特殊なカメラであったわけだ。これはカメラそのものの価値観が生活必需品ではなく、贅沢品として、まだかなりの高みの位置にあったからだ。
 その後に普及タイプのニコマートシリーズが登場したあたりから、一気にニコンの一眼レフは一般的なものとなったわけだが、それでもまだ一眼レフカメラは一般の人々が家族のスナップ程度の目的に使うものとしては高価だったのだ。
 F登場から10数年を経てF2が登場し、とりあえずはFの使いづらい部分が改良されたが、F2も完全なメカニカルカメラであったわけだから、その位置はFの路線と大きく変わらずフラッグシップ機という位置を確固として守った。今ならばマイナーチェンジといった意味合いしかなかろう。
 1980年3月、突如として、F3が登場する。これまでの既定路線であった大胆な改革をこれには感じた。
 まずボディデザインの洗練の度合いがこれまでのF2とはまったく異なる。デザイナーはジュージアーロ。ペンタプリズム部分が小さく、どことなく小顔になった印象で、現代的なカメラだなという印象を持った。ボディカラーはブラックしかないから、さらに小型にみえる。キヤノンF-1が初期のモデルから、ブラック一辺倒で貫いていたのだが、ようやくニコンもこの路線になったのかと、私は喜んだ。
 相変わらず高価ではあったが、特別なフラッグシップ機という感じはF、F2時代よりも少し希薄になったように思うのだ。

ボディ内測光を採用

ファインダーを取り外したF3。F2までのものよりも交換は容易になり、F、F2のように交換時にカメラをひっくり返す必要がない。装着も確実。ファインダーの脱落事故なども皆無になった。スクリーンの種類は非常に多くて迷うほどだ。ファインダーもアクション、高倍率など多彩である。
 F3の場合はメーター機能をボディ側に内蔵したため、ペンタプリズムを小さくすることに成功した。これでキヤノンF-1と同等の方式になったわけだが、なぜF2においてまで、ファインダー部分にメーターを入れることに固執していたのだろうか。F2フォトミック登場時には、かなり不思議に思ったものだ。もっとも当時流行だったTTLメーターを何としても内蔵させようと考えたのであろう。F3の場合は、交換ファインダーを使用しても、メーターを使うことができるようになりさらに進化したのだ。
 ファインダー視野率はFから続く伝統の100パーセント。ペンタプリズムが小型になったとはいえ、このあたりに手抜きはない。
 各部の作り込みや、作動感触はさすがで、とくにフィルム巻き上げレバーの感触などは、ライカ顔負けと言ってもよいほどであり、フィルムを装填しても負荷はまったくと言ってよいほど変わらない。機能には直接関係ない、外観からは見えないところにまでお金をかけているのは、フラッグシップ機ならではというものである。もっとも高級な一眼レフは、その作動感触も超一級のものでなければならない。
 何と言ってもF3での注目機能は、絞り優先AE機能が搭載されていたことだ。この時には、今では考えられないことであるが、プロが使うフラッグシップ機にAE機能が必要なのかどうか、というつまらない論議すらあったのだ。
 AEが搭載されていたとしても使わなければそれで済まされるものであるが、多くのプロとか保守的なニコンユーザーは、電子シャッターの耐久性とか、電池切れを起こした場合はどうするのか、ということのみをやたらと心配していた記憶がある。今では世界のどこであろうが都市部ならば、ボタン電池など簡単に入手できる。しかもデジタルカメラのように電池の持ちが悪いわけではないから、それほど心配する必要はないはずだが、それでもまだ電子シャッターを搭載したカメラには、色んな意味で不安がつきまとったのである。
 プロにとってはAEはどうせ使わないから邪魔なものであり、電池を必要としないメカニカルシャッターには絶対的な信奉があったのだ。F3のシャッターは今では古典的とも言える横走りのチタン製のフォーカルプレーンであり、ニコマートやニコンFMで採用されていたコパルの縦走りのシャッターではない。これによりシンクロ速度は最高1/80秒にとどまったので、日中シンクロなどでは、後のFM2やFE2のほうが多く使用されるカメラとなってしまった。
 おそらくニコンとしても汎用のシャッターを流用するというよりも、自社製のもととして、耐久性にこだわったのではないか。このあたりには共鳴する。シャッター速度はクォーツノよる制御だから、電子シャッターにするメリットを最大限に応用し、これまでのメカニカルシャッターの誤差をも克服する正確な制御を目指し、その特性をアピールしたのである。
 最近ではメカニカルシャッターは多くの場合、市井の修理会社でも調整が可能だけれど、電子シャッターはそのパーツに寿命がくれば終わりであるという認識から、どうしてもその存在価値が低く見られがちである。まあ、こうした心配をしている人ほど、言うよりも実際に撮影などをしていないという事実もあるわけだが、F3の場合は公式には2010年まで修理が可能であるし、周辺アクセサリーも2006年までは通常に販売されるとニコンからアナウンスされている。これは立派なことである。
 一般的にはフラッグシップ機はプロのものであるという認識があるそうだが、これは大嘘である。一番のお客さまはアマチュアである。中でも最高のものを求めたいという人たちがフラッグシップ機を求めるわけだ。
 したがって、時代からすれば、便利なAE機能をF3に搭載することは、もはや必然という時代であり、無視することはできなかったわけだ。カメラの発展とは自動化と同義だから、当り前のことではある。
 ところが、このF3のAE機能はなかなかにクセのあるものであった。現在のように多分割の評価測光方式の確立されていない時代のカメラであるから、これまでのニコンの一眼レフカメラでお馴染みの中央部重点測光方式が採用されている。
 しかも、どういうわけかこれまでの中央部重点測光よりもその測光範囲が狭いように感じるのである。これがどういう結果をもたらすかと言えば、測光範囲にある被写体が標準反射率のものであるならば文句なく適正となる。これは言うまでもないことだ。
 しかし、わずかでも黒っぽかったり、白っぽいものになればF3のメーターは敏感に反応してしまい、露光値が変わることになる。かと言って、スポット測光ほど極端ではないから、補正するにしてもその値を見極めるのはなかなか微妙である。困ったことにF3の露光補正ダイヤルは巻き戻しクランク下部にあり、使いやすいものとは言えなかったので、煩雑に動かすというわけにはいかない。


マニュアル測光の利

F3Pのシャッターまわり。セルフタイマーがなく、シャッターボタンもシーリングされているので、長時間露光の場合にはリモート式の電磁レリーズかなどしか使用できないという欠点がある。シャッターダイヤルが高くなったので手袋をしていても操作しやすい。
ファインダー窓は丸型。表示数値は白色(通常モデルは青)
F3Pの露出補正ダイヤル。1/3刻みで行うことができるが、設定はやりづらく、ロック装置がついているので片手で操作するのは厄介だ。まるでこれを使うなと言っているようだ。
 ニコンのMF一眼レフでは測光範囲はファインダースクリーンの中央にある円をおおよその測光範囲としているので、目安はつけやすいのだが、それでもスナップショット時など、露光補正したくてもできないという状態もあるわけで、こういう場合にはかえって不便になってしまうわけだ。
 何しろ、被写体になる人が着ている服の色に違いでさえ、敏感に反応して露光値が変わってしまうのだ。この裏を返せば、いかにF3のAEの精度が高いこと、正確さを表わしているわけだが、かえってこれがアダになったわけなのである。AEの場合はある程度アバウトな測光範囲のほうが歩留まりがよくなったりする場合もある。
 F3はスピードライト使用時にもTTL調光制御が行われるわけだが、これも同様な理由により、使いこなしは難しかったわけだ。
 カメラに内蔵している最新機能は、たとえケチがつけられようとも、是が非でも使いたい私としては、F3購入直後は積極的にAE撮影を行ってみたが、前述の理由により、使うのをすぐにヤメてしまった。しかし、TTLメーター機能ということで考えればこれほど優れたものも数少ないのではないかと思うのだ。
 つまり、マニュアル測光において、きちんと反射率を見極めることができさえすれば、その測光値をホールドすれば済むことであるし、また、撮影者がある程度のベテランならば経験則によってわずかな補正を加えることで、理想的な露光をフィルムに与えることができるであろう。
 現在の多分割測光というのは、画面内を分割して演算して最終的な露光値を決めるわけだから、意外にも撮影者側には、どのような補正が行われているのか理解することができない。
 つまり、基本的にはプリントに無理のないネガができるように無難な露光値になるように考えられているわけで、カラーネガとかモノクロなどではありがたいものであるが、ポジフィルムのようにラチチュードの狭いものだと、自分の思うような露光値を得るには神経を使わなければならないわけだ。やはりF3のTTLメーターはマニュアル露光のためにあると言ってもよいのではないかと思う。
 残念なのはF3のメーター表示である、当時としては液晶の最新式のものであったが、適正値を±で表わす方式であったため、露光値の過不足分のズレ量が直感的に認識できない。
 このあたり、F3の設計者は使用にあたってAE露光を前提としよう、特化しようとしたとも考えられるが、マニュアルの表示方法としては、いまひとつの感があり、プロの間でも評判はあまり芳しくはなかったのである。最も優れたプロは「人間露出計」となっているから、メーター表示などさほど見てはいないものなのだ。


高機能のMD-4

プロ仕様のF3P。購入は特別な手続きを要した。ただし、生産台数はそれなりにあったようで、とくに珍しいモデルではない。セルフタイマーの省略、シャッターダイヤルのかさ上げ、ペンタプリズムのホットシュー設置、シャッターボタンの防水化、アイピースシャッターの省略など、特別プロ仕様となった。モータードライブMD-4、ニッコールオート20mmF3.5つき。
 F3に用意されたモータードライブMD-4も当時としトは高機能なものであった。5コマ/秒の高速の連写機構はもちろんだが、ボディと一体化したデザインは優れていて、傑作の部類に入る。やや前方に傾斜しているフォルムによって、ホールディングのバランスを向上させている。
 MD-4を装着するとモーター側からボディに電源供給が行われるので、長期間の使用でも電池がなくなる心配はなくなくなった。作動音は小さいとは言えないけれど、F2までのけたたましい作動音とは異なり、やや音は低くなり落ち着いた感じになったのはありがたい。モーター側のシャッターストロークも絶妙のものとなった。フィルム巻き戻し機能も内蔵されているので素早いフィルム交換を可能としていた。
 モーターはプロに必須の機能ともされているが、今大騒ぎしているコマ速度競争などは実はかなり滑稽なもので、高速連写機構を本当に必要としている人などは、本当にごくわずかなものである。腕の良いスポーツカメラマンも、ここぞというシャッターチャンスは全て最初の1コマ目で狙っているわけで、連続撮影した途中のコマから選びだすということはほとんどない。
 それよりも素早い巻き上げで次のシャッターチャンスに備えるということが一番のモーターの目的であるから、連写をしなくても巻き上げ速度は速いにこしたことは言うまでもない。
 F3は約20年にわたる超ロングセラーカメラであり、ニコン一眼レフとしては前代未聞のものであった。何せ後発で登場したF4が登場した時も何ら関係なく併売され、さらにF5が出た後もその存続が続いた。ある意味では新しいカメラが登場したとしても、関係のない孤高の存在感を持ったカメラだとも言えるわけだ。


F3のさまざまなバージョン

F3T。ボディカバーはチタンだが、表面はチタンカラーの塗装である。なかなか品位が高いのであるが、使い込んで塗装が剥がれてゆくと汚くなるのが欠点。このカラーは初期モデルのみで、後にブラック塗装となる。ニッコールオート50mmF2(Ai改造)装着。
F3T+モータードライブ4の背面。裏蓋もチタン仕様である。MD-4は自動巻き戻しも可能。コマ数設定とフィルム張力による自動停止を選択できる。F3AF用としてコマ変速機も用意されている。MD-4の電源はボディ側に供給される。
 これだけ長く売られているとF3には様々なバージョンが存在するが、F、F2の時よりも趣味性がやや低いためか、「F3研究者」というのはまだ少ないようだ。細かい改良点は多々あるのだろうが、このあたりは真面目に研究していない私としては発言する権利はないので省略する。
 F3はかなり早い段階で、アイポイント位置を遠くしたF3HPが登場する。眼鏡使用者にもファインダーを見やすくするというのがウリだったと思うが、ファインダー視野はわずかに小さくなったので私は個人的には不満であった。
 さらにほどなくして、F3チタンモデルが出てきた。外装カバーをチタン部材とすることで、よりヘビーデューティな使用に耐えるモデルとしたものであるが、当初はシルバーモデルしかなかったので、目をひくことになった。化粧箱なども特別なものであったため、これはどちらかと言えばコレクターズアイテムとして購入した人が多かったように思える。
 驚いたのはF3AFである。まさかこのころでは不完全だったAFが、フラッグシップ機に搭載されるとは思わなかったが、ニコンとしても将来を見据えた機能をF3に持たせたいと考えたのだろう。これはニコンF2用に用意された「サーボEE」機能に似ている。
 F3AFの姿は異様と言ってもよいほどで、ファインダーは専用のものでバカでかく、ボディのみ25万円と、たいへんに高価であった。
 交換レンズもAFで使用できるのはAF80ミリF2.8とAF ED200ミリF3.5の2本のみでレンズも含めて、まるで試作品をそのまま発売してしまったようなカメラであった。F3AFはボディも専用となるが、一般のF3もファインダー装着位置に接点が設けられているのでAFファインダーDX-1を装着するとフォーカスエイド機構を使うことができた。またこの2本の交換レンズは専用レンズということもあったのだろう、コストを無視したかのような作りで、たいへんに性能が高い。フォーカスの駆動はレンズ内のコアレスモーターによるものだが、作動は静かだった。
 これらのレンズにはカニの鋏もあるので、旧来のニコンフォトミックFTNとか、ニコンF2フォトミックなどに装着しても、開放測光で使用することができた。何とも涙ぐましさも感じさせるほどの互換性がある。
 最近の絞りリングの存在しないGシリーズニッコールに見習ってほしいところである。
 F3の変わり種として有名なのはF3Pだろうか。このモデルは一般市販されず、あくまでもプロ用として供給されている。ペンタプリズム部にはチタンを採用、さらに汎用のホットシューを設け、セルフタイマーを省略、シャッターボタンなどに防滴カバーを設けた。メーンスイッチ部分のデザインも異なり、またシャッターダイヤルを高くし、手袋などをしていても、ダイヤルを回しやすくしている。
 あくまでも実用性に徹したF3となったのだが、これがかえって道具的な存在性を増しているのがよい。F3Pと同じ仕様のカメラが後にリミテッドエディションとして一般市販されたあたりは面白いが、製造台数がそれほど多くないためか、今では両者ともにコレクターズアイテムとなってしまったようで中古市場でもあまり見ることがなくなった。
 F3の最後の特殊モデルはF3H。なんと秒13コマという驚異的な連続撮影を可能としているモデルである。ボディベースはF3Pである。これに半透明ミラーを採用することで高速連写を可能にしたものであるが、ここまでゆけばもうアッパレであろう。
 撮影した画面は映画さながらの連続カットになる。しかし、8ミリフィルムでさえ18コマ/秒、映画では24コマ/秒であるから、これにはかなわない。それでも36枚撮りフィルムが3秒弱で終わるという驚異的なスピードには驚きである。はたして誰がどういう目的でこれを使ったのであろうか。少なくとも私のまわりにはこれを使った経験のある人は皆無なのだ。
 半透明ミラー採用のために、光のロスがあり、そのぶん絞りを開かねばならず、また自動絞りにはなっていないため、ピント合わせの時は、開放ボタンを押さねばならないなど、取り扱いについては厄介なところもある。
高倍率ファインダーDW-4を装着したF3AF。ファインダースクリーン上を6倍に拡大する。メーターの情報表示も確認可能。視度補正機能も内蔵されている凝ったものだ。このため精密なピント合わせには最適だ。視野率は100パーセント。
アクションファインダーDA-2装着のF3P。アイピース部分から60mm目を離しても全視野を確保できるのが特徴。航空写真など、ゴーグルごしに使いたい場合にも全視野を見渡すことができるわけだ。視野率は100パーセント。倍率は小さくなるが今のデジタル一眼レフよりも大きく感じる。

F3の存在価値

 すでに述べたようにF3は、約20年間現役であり続けた。ただし、現役時代には、今のデジタル一眼レフカメラと同様に、仕事カメラとしてのニュアンスのほうが強かったので、プライベートな時に持つことは到底ありえなかった。そのくらいカメラ的な色気は薄かったのだ。
 でも、20年の間に買い替えたり買い増したF3は5台くらいになるから、常に仕事の第一線にいたカメラという感があるから愛情があるというよりも、竹馬の友というか、ちゃんと信頼は持っている。もちろんMFのニッコールレンズを使用する場合は現在でも最高にマッチングがよいから、出動回数は減ったものの、時折仕事内容によっては持ち出すこともある。横走りのフォーカルプレーンシャッターの音を聞くと、駆け出しのころを思い出す。原点回帰には良いカメラだ。 


今、F3を使う意義

 時代を経て、デジタル時代になり、どうやらあらためてF3を見直す時がやってきたように思う。
 いやデジタル時代になったからこそ、フィルムカメラでは信頼性の高いものを使いたい。なぜならば、撮影後に画像確認ができないフィルムカメラでは、絶対に故障があってはないらない。撮影者側としても、現像するまで少しでも安らかな気持ちでいたいものである。これを最近では強く思うようになった。
 今は必要のないMD-4を取り外し、単体の広角レンズを一本F3に装着して、街に出てゆくことを楽しんでいる私なのだ。
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