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ヘキサーRFの優位性
ヘキサーRFは、当り前のことだが絞り優先AEを採用しているということが大きなアドバンテージになっている。私自身、実はAEの使用頻度はさほど高くはないのであるが、露出に悩むような複雑な光線状態で撮影する場合、カメラが読んだ露出とはどういうものか?ということを知りたいと思う時がある。これはデジタルカメラでいう悩んだ時のAWB設定のようなものだ。
さすがに長く写真をやっていると、ほとんどの撮影条件、光線状態での露光値というのはある程度検討がついてしまうものだが、時として、カメラそのものが一生懸命考えたであろう、露出値で撮影した結果を意識的に見たいと思うのである。
ヘキサーRFのメーターはシャッター幕面の測光方式であり、シャッター羽根の中央部分は測光用に長方形にグレーになっているが、この細長い測光範囲に味つけがあるようだ。ライカM7のような厳密なスポット式測光だと、全ての撮影条件において、被写体の反射率や濃度によって、神経質に露光補正を行いたくなってしまい、最後には面倒くさくなって、結局は単体の露出計を使ってマニュアル露出で撮影したりしていることがある。
ところが、ヘキサーRFならば、俗に言う中央部重点測光だから、無難な測光値になるので、ほぼ通常の被写体や光線状態ならば満足した結果を得ることができる。
それでも時として私が自分で読んだ値と微妙に異なる値が、ファインダー内に表示されている場合がある。言い換えれば、被写体のどこを測光しているか、どの反射部分に影響を受けているかは完全には知ることのない曖昧さがあるわけだが、もしかすると私の経験上の露光値よりもヘキサーRFが読んだ光の値のほうが正確なのではないかと思わせることがあるのだ。
ミノルタCLEも中央部重点測光であることをうたってはいたものの、シャッター幕面の反射用のパターンをみてみると、どう考えても平均測光に近く、精度的には問題なことも多かったし、画面周辺に光源があると、すぐにそれに引きずられたりしていたので、あまり感心したものではなかった。
ヘキサーRFの場合は、思いきってカメラ任せで撮影し、現像の結果、意外にも露出が自分のイメージに近かったりするこということも、ままある。とくにカラーリバーサルフィルムにおいては、露出設定は1/3絞りでも如実に結果に反映される要件であるから、出来上がったものが、私の判断よりも良ければ自分の想像を超えたところに回答があったものとして、高く評価したくなるわけなのだ。AEの場合は無段階にシャッターが変化するわけだから、マニュアル設定よりも微妙な露光が与えられるのではという期待も出てくる。どこかカメラ任せの賭けが楽しいカメラなのである。
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