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新しくコラムを得て、レンズの話を書くことになった。一番最初、今回はニコンFマウントのニッコール-O 2.1センチ F4についてだ。このレンズはカメラボディのミラーを跳ね上げた状態で装着使用するレンズである。発売は1959年、ニコンFの発売と同年となっていて、44年も昔のことになる。この年は先行するアサヒペンタックスやズノー、ミノルタ、トプコンなどの一眼レフに加え、キャノンとニコンが一眼レフ競争の戦列に並んで、いよいよレンズ交換式の高級機が距離計カメラから一眼レフへとシフトしてゆく時期でもあった。ニコンFはそのなかでも最広角の21ミリレンズ(発売当時のニッコールの表記はセンチメートル表示だが、以下ミリメートル表記とする。)をミラーアップ使用とは言え、レンズラインアップに入れてあるのは意欲的であった。同時期にニコンSマウント仕様で同一光学系のレンズがつくられているが、当時日本製で最広角がこのレンズでもあったのだ。
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