|
冬の弱々しい日差しが、2月に入ってから徐々に力強くなってきましたね。天気がよければ日だまりはポッカポカ。こうなってくると、お尻がムズムズしてきます。
僕が住んでいる房総には、ひと足早く春が訪れるところがあります。それは南房総。千倉や和田ではキンセンカやストックなど春の花が満開です。
そこで今回は、タムロンが昨年の10月に発売した超広角ズームレンズ『SP AF 17〜35mmF2.8〜4 Di LD ASPHERICAL(IF)』(以下『SP AF17〜35mm』)の試し撮りを兼ねて、南房総へ出かけてみました。
本題に入る前に、皆さんは純正のレンズ(こういう言い方はあまり好きではないのですが)以外の交換レンズを使っていますか。僕は、昔は使ってました。たとえばタムロンのMF用『SP 90mmF2.8マクロ』など。
このレンズは描写力に優れたマクロレンズで、しかも純正のモノよりも安かったからです。長いこと、お世話になりました。
でも、AF全盛になってからは、レンズメーカーの交換レンズは使わなくなってしまいました。なぜ使わなくなったかといえば、ひとつにはレンズの作りがチャチになったからです。性能とは関係ないことですが、外装がプラスチック(今では純正レンズも多くがプラスチック外装になりましたが)になったことが嫌でした。もうひとつの理由は、フォーカス動作がスムーズにいかなかったことです。ピントが合うまでにもたつくレンズがありました。そんなことで、いつの間にかカメラメーカーの交換レンズしか使わなくなってしまいました。
ところが、『SP AF17〜35mm』はしっかりとした作りで、チャチっぽさが全然ない。すっかり気に入ってしまいました。それに、このレンズはデジタル一眼レフでも銀塩一眼レフでも使えます。
ご存知のように、デジタル一眼レフでは画像素子が35mm判フルサイズのモノを除いて、APS-Cサイズなど画角が狭いモノが多く、銀塩用の交換レンズではレンズを通過した光が、必ずしもストレートに画像素子に到達するとは限りません(実際上はほとんど問題がないのですが)。『SP AF17〜35mm』ではそうした点にも配慮した光学設計をしているようです。
試し撮りでは、『SP AF17〜35mm』をまずニコンの『F80s』に装着してみました。
ところが、この日はあいにく曇天。暖かいはずの南房総の千倉でも、風が吹くと肌寒く感じるほどでした。でも、露地栽培のキンセンカやストックは既に見ごろ。超広角端の17mmで撮った作例が1と2です。
17mmのワイドな画角を生かして撮った作例1をよく見ると、遠くの家が歪んでいます。また、画面全体が地球の丸さを表現しているような感じですが、これは超広角レンズの特徴で、このくらいの歪曲収差なら立派なものです。
作例2のように被写体にぐんと近づきますと、こうした歪曲収差は目立たなくなり、超広角レンズならではの撮り方ができます。
|